北見工業高校(佐藤靖尚校長)の創立60周年記念式典が19日、同校で行われ、関係者らが節目を祝った。
同校は1964(昭和39)年、北見柏陽高校工業科を独立させる形で開校。これまでに約8300人の卒業生が学び舎を巣立ち、道内外で幅広く活躍している。「自主友愛」の校訓のもと、現在は電子機械科、電気科、建設科の3学科体制で特色ある教育を実践している。
記念式典実行委の飯田修司実行委員長は、関係者への感謝を述べ、在校生に向けては「新たな北工の歴史を築いてほしい」と挨拶。佐藤校長は「ものづくりを通した人材育成を徹底し、北見工業高校を未来へつないでいく」と式辞を述べた。
歴代校長、PTA会長、同窓会長、実行委員長への感謝状贈呈などに続き、生徒会長の千葉慎悟さんは「私達在校生が高校の歴史の一部を担っていることを誇りに思います。今後も未来の技術者を育成する場であり続けることを願います」と述べた。
式典に続き、元ラグビー日本代表でNECグリーンロケッツ東葛アカデミーコーチの田中史朗氏が「挑戦することの大切さ」をテーマに講演した。(柏)