北見地区消防組合消防本部は昨年の同組合管内(北見市、置戸町、訓子府町)の火災発生状況をまとめた。1年間の発生件数は40件で前年に比べ5件減少し、市町合併に伴う2006年の組合再編後では最少を記録した。
火災種別ごとの内訳は建物火災が23件(前年比1件増)で最も多く、次いで野火などのその他火災が9件(同2件減)、車両火災が8件(4件減)、林野火災は0件(同同)。
火災原因はこんろが5件、ストーブが4件など。火災による死者は北見自治区1人、留辺蘂自治区1人の計2人(同1人増)。負傷者は4人(同3人減)。
地域別では北見自治区が22件、留辺蘂自治区が7件、常呂自治区、置戸町、訓子府町が各3件、端野自治区が2件。
昨年は住宅用火災警報器による奏功事例が1件確認されていることから、同本部は「設置義務化から10年以上が経過しており、あらためて警報器の設置や交換などを呼びかけていきたい」としている。(柏)