市内では毎年9月、各自治区ごとに敬老会を開催。併せて長寿祝い金・祝い品を支給することで長寿を祝福している。敬老会の開催経費は年々増加が続いており、2023年度は約2200万円、祝い金・祝い品の事業費は約5200万円。
市の説明によると道内35市のうち、敬老会を開催していないのは札幌市や函館市、帯広市など18市。祝い金は、支給していない市が17市で、いずれも半数前後となっている。
70歳以上の高齢者や障がい者を対象とするバス料金助成制度は、市が受託事業者への運行委託料を支出し、利用者が乗車証の交付料(※)を支払うことでその一部を負担する仕組み。委託料は年間約1億4千万円にのぼる。
バス料金助成は、実施していない市が11市。実施しているのは24市でバスのみが12市、バスのほかタクシーなども対象に加えているのが12市。審議会では、バス以外の地域交通の活用も視野に検討を進めることになる。
今後は審議会内の部会が中心となり協議。10月をめどに辻直孝市長に答申する。(柏)
※北見市バス乗車証の交付料=高齢者3千円、障がい者1500円(3年間)