冬季の大規模断水を想定した応急給水訓練が23日、北見市内で行われた。北見地域定住自立圏を構成する北見市、美幌町、津別町、訓子府町、置戸町の職員が参加し、万一に備えた。
災害時の相互応援を円滑に進めることなどが目的で、今回が2回目。1市4町から職員25人が参加した。
北見自治区の緑ヶ丘配水池系統で老朽管が破損し、漏水が発生。約9千戸が断水したという想定で訓練を実施。午前中は市上下水道局庁舎で情報伝達訓練を行い、市単独では対応しきれないとして各町に応援を要請した。
午後は広郷浄水場で給水車への補水を行い、高栄東町の給水所(訓練会場)に運搬。トラックで持ち込んだタンクに給水するなど一連の流れや手順を確認した。
北見市は30日から、能登半島地震の被災地に職員8人を派遣し、現地で応急給水活動を行う。今回の訓練を被災地支援にも役立てたい考え。(柏)