陸上自衛隊美幌駐屯部隊充実整備期成会主催の防衛講話が1日、しゃきっとプラザで開かれた。元陸上総隊司令官の住田和明さんが「2024年の安全保障を読み解く」と題して講話した。
約100人が参加。住田さんは2024年の出来事として3月のロシア大統領選挙、11月に予定されるアメリカ大統領選を挙げ、このうちアメリカ大統領選について「トランプ前大統領が返り咲けば世界情勢は激変する。アメリカのウクライナ支援は大幅縮小する。そうなれば、ロシアのプーチン大統領はより有利な条件で停戦に持ち込める可能性がある」と指摘した。
アメリカ大統領選、台湾情勢、ウクライナ戦争、中立国のグローバルサウスの影響力向上など、パワーバランスが多極化していること踏まえ「日本はどういう位置に立つのか」と問いかけた。(浩)