北見市北見自治会連合会の環境問題研修会がこのほど、北見市東三輪のサンライフ北見で開かれた。北見市市民環境部廃棄物対策課の啓発係長と市市民環境部ゼロカーボン推進課の総務係長を講師に迎え、ごみとゼロカーボン推進について講話が行われた。
啓発係長の講話のテーマは「ごみの減量と再資源化」。ごみ減量化のポイントは、燃やすごみのうち生ごみを減らすことで「特に水分と食品ロスの削減が重要」と説明。燃やさないごみ・粗大ごみは「リユースやリサイクルが減量化のポイントになる」と話した。
資源ごみのリサイクル方法について説明し、中でもペットボトルの回収ではラベルやキャップが付いている場合、作業員が手作業で外しているため「ラベルやキャップは外して出してほしい」と呼びかけた。
ごみを減らすポイントを「ごみになるものを減らす」「使えるものは最後まで使う」「不要なものは資源として再利用する。できないものはごみとして出す」と語った。
総務係長は「北見市におけるゼロカーボン推進の取り組み」と題して講話。化石燃料の大量消費により、大気中の温室効果ガス濃度が上昇することで地球全体の平均気温が上昇。北見市でも平均気温が1980年に比べおよそ1・5~2℃上昇しているという。
「ゼロカーボン(カーボンニュートラル)」について説明し、省エネ設備の導入や太陽光パネル、蓄電池、木質ペレットストーブ設置などの補助事業といった北見市の取り組みを紹介。また、脱炭素等になる省エネ対策である「デコ活」アクションについてでは、家庭でできる節電、省エネ方法や再生可能エネルギー設備の導入などを挙げた。(菊)