言葉の持つ面白さ伝える

2024-11-06 掲載

(訓子府町/教育・文化)

作家で俳人・せきしろさん訓子府中で講話

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 訓子府町出身の作家で俳人のせきしろさんによる講話「『ことば』を楽しもう」が1日、訓子府中学校で開かれた。2年生45人が参加し、言葉の持つ美しさや面白さを学んだ。

 せきしろさんは「バスは北を進む」「たとえる技術」ほか多数の作品を執筆。また、「自由律俳人」としてその普及に努めるなど、幅広い分野で活躍している。先月31日にも町で自由律俳句ワークショップを開催し、そのつながりでこの日の講話が実現した。

 はじめにせきしろさんは絵本のタイトル「ぐりとぐら」を例に「言葉は一部を入れ替えるだけでどんどん意味が変わる」と語り、冗談を交えつつ「ぐりはぐら」「ぐりにぐら」など様々な言葉を作り、生徒らの笑いを誘っていた。

 また、「物事から得られる想像力はすべて『アイディア』のもとになる」「気になったことを追究することで物語やコントを作ることができる」と日々の気付きを言語化することの大切さを解説した。

 例題の「甘い恋」から連想できる「甘いもの」として「チョコ」「常温で熟した果物」などを挙げ、組み合わせることで「チョコのように甘い恋」という言葉を作れると語り、「自分なりの考えを取り入れてみることが大切」と強調した。

 せきしろさんは「言葉を組み合わせて『自分の言葉』を作ることで話す・書くことが好きになり、国語が楽しくなる。自分の言葉で話すことで培われる『伝える力』は後々絶対役に立つはず」と話していた。(結)

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