風花真茶夢(かざはなまちゃむ)こと、北見工業大学名誉教授の佐々木正史さん(72)が刊行した童話「猫又裁判」のさし絵原画展が、北見市立中央図書館2階の郷土資料コーナーで開かれている。25日まで。
同著は亡き愛猫「キキ」から飼い主が訴えられるところから物語が始まるファンタジー作品で、2022年に文芸社から刊行。出版社にイラストの腕を買われ、表紙絵や、さし絵は佐々木さん自ら手掛けた。
会場には裏紙に筆ペンでちょこっと描いたという主人公のイラストや画像編集ソフトを使ってデジタル加工をほどこした猫のキキなど15点の作品を展示している。
佐々木さんは「さし絵から物語の世界観を広げてほしい。ぜひ多くの方に見て、読んでもらえれば」と話している。(理)