屋外展示作品
「北風賛歌」北見市民会館前 作家・坂 坦道
作家の坂氏は、札幌羊ヶ丘展望台の「クラーク像」などの代表作を持つ彫刻家。1979(昭和54)年に北見市が人口10万人を達成した記念に建立されました。台座には当時の寺前武雄市長の揮毫(きごう)による碑文が刻まれています。
「五島慶太像」北見工業大学キャンパス内 作家・菊池 一雄
菊池氏の代表作は広島・平和公園の「原爆の子の群像」や東京・千鳥ヶ淵の「自由の群像」、東京・三宅坂の「平和の群像」など。五島慶太氏は東急電鉄の社長などを務め、北海道開発の鉄道・バス事業部門にも寄与しました。北見工大の開学に多額の寄付をしたことで大学キャンパス内に銅像が置かれています。また、揮毫は吉田茂氏によるものです。
「豊かな実りのために」富里ダム入口 作家・小川 研
現在、市内にアトリエをかまえている小川氏。今作は1988(昭和63)年、富里ダム建設で4戸が湖底に沈むことになり、記念碑として建立。揮毫は当時の市長・久島正氏。
屋内ギャラリー
北網圏北見文化センター内ラウンジギャラリー
主に月替わりで地元作家やグループの絵画などを展示しているミニギャラリー。11月は絵画グループ「虹色の会」の作品展を開催中です。椅子とテーブルが用意され、食べ物を持ち込むことも可能なほか、併設されている喫茶「プラネ」では、コーヒーなどの飲み物や軽食も楽しめます(営業時間は午前10時~午後4時半)。
コミュニティプラザ「パラボ」3階市民ギャラリー
主に市民の発表の場として週替わりで地元の作家やグループによる作品を展示。絵画や写真、陶芸など、時々で幅広い作品を楽しむことができます。11月は押し花や写真の作品展が予定されています。
時間は午前10時~午後6時半。火曜日定休日。
NHK北見放送局内NHKぎゃらりー
週替わりで地元の作家やグループによる作品展が行われています。
展示時間は主に午前9時半~午後5時半(最終日は午後2時まで)です。
彫刻・彫像は身近で触れられる貴重な芸術作品。紹介していない作品もまだまだありますので、街中を探してみてはいかがでしょうか。また、今回は無料で楽しめる北見市内のギャラリーを紹介しました(作品を展示していない期間もあるので注意)。このほか、喫茶店でお茶を楽しみながら作品を見ることができる画廊喫茶もあります。自分好みの心落ち着けるスペースを見つけて、アートを楽しんでみては。