子育て支援と教育環境の充実では、6カ月以上の未就園児の一時預かり事業について、保護者の一時的な就労、入通院などこれまで必要だった理由にかかわらず利用できるようにする。
子ども医療費は、無償化の対象を、従来の「15歳に到達した年度末まで」から「18歳に達した年度末まで」に引き上げる。
小学校の30人以下学級は、期限付き教員を雇用することで、従来の1年生から2年生まで実施を広げる。
みどりの村は利用開始から30年以上が経過していることから、グランピングやオートキャンプサイトの整備、グリーンビレッジの改修などを計画。総事業費は約10億円を見込み、27年のリニューアルオープンを目指す。24年度は再整備設計業務委託料として5224万円を盛り込んだ。
第Ⅳ期埋立処分場は、26年10月の供用開始に向け24~26年度の3カ年で整備。24年度は処分場造成工事、浸出水処理施設建設工事などにかかる費用4億2486万円を計上した。
このほか、町内に診療所を開設または増設、在宅医療を拡充する開業医に対し、土地、建物などの取得。賃借料を補助するため5000万円を計上。国保病院は、新たに白内障の手術に対応するため、1320万円を投じて器具や機器を整備する。
町内公共交通の運転手として地域おこし協力隊2人を採用するため951万円、高齢者の補聴器購入費の3分の2を補助する費用として180万円をそれぞれ計上。峠の湯びほろのRVパークは、通年利用に向けて屋内トイレ、屋外シンクなどを設置するため3321万円を盛り込んだ。
平野浩司町長は「先送りできない未来への投資、事業を進めるための予算を編成した」と話した。(浩)