暴風雪により発生した吹きだまりや雪崩に巻き込まれる事故を想定した、救助訓練が道警と道開発局が参加し22日、同局北見道路事務所の敷地で行われた。
2013年3月1日~3日にかけて道内は猛吹雪に見舞われ、網走市と北見市で各1人、中標津町で5人など9人が亡くなる暴風雪災害が発生している。
訓練は16年からコロナ禍期間を除き毎年行われ6回目。両機関の41人が参加した。
立ち往生し道路をふさいでいる車両を移動。吹きだまり、雪崩で車内に閉じこめられた人を救出した(写真①)。長い棒を用いて雪崩に巻き込まれた車両を捜索(同②)。雪かきの人員をローテーションするなど救出態勢を確認した(同③)。
訓練後、道警北見方面本部の野村憲成警備課長が「これからの季節も暴風雪は発生する。初動対応をはじめ関係機関との連携に努めたい」などと総括。広く一般に向けては「ふだんからスコップや毛布などを車に積んでおき、天候が悪くなりそうな時は外出を控えて」と呼びかけた。(寒)