冬の登山は細心の注意を

2024-11-14 掲載

(北見市/社会)

北見地区消防組合と北見警察署
仁頃山で合同山岳救助訓練

 北見地区消防組合と北見警察署の合同山岳救助訓練が7日、北見の仁頃山で行われた。近年の登山ブームで登山者が増加傾向にある中、管轄内での救助事案に備え、連携体制を確認し、判断力を養った。組合などは「冬の登山は標高を問わず、特に防寒対策などに細心の注意を心がけてください」と呼びかけている。

防寒対策など事前準備は標高を問わず、気を抜かず

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 組合が2022年から開き、3年目。組合から14人、警察署から7人の計21人が参加した。

 この日の仁頃山の気温は1度。雪が降る中、隊員達は訓練開始地点の山頂に向かった。30分ほどの登山で山頂に到着。十分な準備、安全確認を行い、担架・背負い救助訓練を開始した。

 担架訓練は5~6人、背負い訓練は4人一組で行い、隊員達がどちらも訓練できるように一定時間で救助役、要救助者役などを交代しながら下山。

 救助役は「大丈夫ですか」「寒くないですか」と要救助者役に声をかけ、不安定な斜面ではロープを用いて安全を確保しながら搬送するなど、二次災害の発生防止に気を配っていた。

 救急救命士は救助事案が起こる要因に道迷い、けが、急病、低体温症などを挙げ、「山の標高を問わず入山前の準備は気を抜いてはいけません。体調に気を配り、登山届を必ず提出してください。家族などの親しい関係の人に『いつどの山に登るか』をしっかり連絡することが大切です」と強く注意喚起した。(結)

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