大型の地震災害を想定した、2024年度北見市防災総合訓練(市防災会議主催)が15日、市内の川東河川敷多目的広場で行われた。
防災関係機関と地域住民が連携
市の地域防災計画に基づく訓練。防災関係機関や地域住民が連携して災害発生時の対応を確認し、防災意識を高めるねらい。
長期間雨が降り続く中、釧路沖でマグニチュード8・0、北見自治区で震度5強を観測。川東、南町地区では家屋の倒壊や土砂崩れ、ライフラインの寸断などが発生したという想定で訓練に臨んだ。
情報収集や物資搬送、被災者救助訓練など展開
この日は消防や警察、自衛隊をはじめ電気、ガス、水道などのライフライン関係機関、地域住民など約500人が参加。情報収集や伝達、住民の避難誘導、支援物資の搬送、被災者救助など各種訓練を展開した。ドローンによる上空からの現場確認や北海道の防災ヘリによる孤立者救助も行われ、参加者は万一に備えて訓練に取り組んでいた。(柏)