北見市が新年度予算案を発表

2024-02-28 掲載

(北見市/政治)

子育て関連の市長公約を計上

 北見市はさきごろ、2024年度予算案を発表、辻直孝市長が29日に開会する定例市議会に提案する。一般会計は754億7千万円で前年度当初比1・1%増加。昨秋の市長選で公約に掲げた第2子以降保育料無償化と医療費助成の18歳まで拡大に向けた経費を計上したほか、今秋に供用開始を予定する新・休日夜間急病センターの整備事業費などを計上した。

「第2子以降保育料無償化」「医療費助成18歳まで拡大」
休日夜間急病センター今秋供用開始へ

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 新年度予算案の特別会計(国民健康保険、介護保険事業など)は280億3200万円、企業会計(上下水道事業)は144億6500万円。全会計の予算総額は1179億6700万円で前年比0・4%増とほぼ横ばい。

 辻市長が選挙公約に掲げた第2子以降保育料一律無償化は4月から実施予定で、1億300万円を計上。子ども医療費の対象拡大は8月開始予定で、事業費1億2千万円を盛り込む。

 都市再生関連事業は、中央大通沿道地区に新たな休日夜間急病センターを整備するための経費として6億2500万円を計上。他の大型事業では、端野図書館の改築と屯田の杜公園の整備合わせて5300万円、泉町に建設する大型防災備蓄倉庫の整備費3800万円、若葉団地の建て替え9800万円などを予算化した。

 新規事業では「菊まつり」「ハロウィーンフェスティバル」「オクトーバーフェスト」を「食」のイベントとして集約する「きたみ秋まつり(仮称)」の開催経費2500万円を計上。

 このほか、中心商店街に新規出店する際の開設支援として上限40万円を助成する経費200万円、犬猫の多頭飼育や地域猫対策として犬猫の不妊去勢手術への助成経費240万円などを計上した。

 物価高や労務費の上昇など厳しい財政をふまえ、辻市長は「これまで以上に選択と集中による効率的で効果的な事業を見極め、予算編成を行った」としている。(柏)

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