訓子府町の定例町議会が開かれ、新年度予算案などを審議した。
伊田彰町長は町政執行方針の中で、2050年までに温室効果ガス排出量ゼロをめざす「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、「先人から受け継がれた美しく豊かな自然環境を未来の世代にしっかりと引き継いでいく」と誓った。道や近隣自治体と連携・協力しながら取り組んでいく。
一般質問では、谷口武彦議員、吉野美香議員が町の子育て施策についてそれぞれ質問。余湖龍三議員は新たな地域おこし協力隊の募集について「将来に向けて、なくしてはならない業種に携わってもらうなど、3年後の定着をめざして募集して」と要望。伊田町長は「公共性の捉え方など柔軟に対応し、できる限りミスマッチのないよう丁寧な話し合いに努めたい」と答えた。
3月末に退任する林秀貴教育長の後任に、高橋治教育次長を選任する人事案に同意した。
一般会計49億2140万円、特別会計を合わせた総額65億6860万円の2024年度予算案を原案通り可決し、18日に閉会した。