オホーツク産もち麦の魅力を発信している、一般社団法人もち麦フィールズの林恵子さんの講演会が、網走市の西コミセンで開かれた。
同コミセンを活動拠点にする西地区地域活動推進協議会の主催。同法人の理事を務める林さんは「もち麦に夢を乗せて」を演題に講演したほか、商品化したばかりのもち麦味噌を使った豚汁を約30人の参加者に振る舞った。
林さんはもち麦の食物繊維量について「白米の25倍、玄米の4倍ある。ゴボウやサツマイモより豊富で、ご飯に混ぜれば毎日食べやすくなるはず」と解説した。
もち麦味噌の商品化に向け、独学でもち麦麹の開発に着手。国内で製造される数種類の種麹を取り寄せ、専門機関の協力を得て〝秘伝〟の麹レシピを完成させた。
製造を引き受けたのは一般財団法人めまんべつ産業開発公社。2月4日からの販売にこぎつけた。
提供した豚汁は「京都の有名旅館の朝ごはんに出てくるものと同じ。もち麦味噌に漬け込んだ豚肉を使っており、アミノ酸がお肉に染みておいしさが増しています」と説明し、自宅でも挑戦するよう促していた。(大)