村上さんは3歳から市内の書道教室に通っている。同展は、全国の幼児から高校生までが対象で、毎年約2万点もの応募がある大規模なコンテスト。「条幅作品の部」と「詩文書作品の部」が設けられ、上位の約5千点が東京都美術館に展示される。
村上さんは3年生の時に同書道展に初挑戦し、みごと奨励賞を受賞した。
6年生になった村上さんは、昨年11月から約3カ月がかりで出品用の条幅と詩文書の作品を「数え切れないほど」書き、よりすぐりの条幅4点、詩文書1点を出品。
このうち詩文書作品の「マスクなし笑顔いっぱいだ」が6年生の学年優秀賞を受賞。コロナ禍で人々の顔がマスクで覆われる生活が終わり、喜びにあふれる気持ちを書にしたという。
村上さんは「書道はかっこいいし、周りから字がきれいと言われると嬉しい」と語り、6月の道東書道展では「もっと上達して、特選を目指したい」と張り切っている。(柏)