美幌警察署と同署管内の美幌、津別両町は27日、「犯罪被害者等支援に関する協定」を結んだ。両町は4月以降、犯罪被害者から相談や見舞金の申請などを受けた場合、警察署に情報を照会し、状況を確認できるようになる。
両町は犯罪被害者や家族を支援するための「犯罪被害者等支援条例を制定。見舞金として遺族に30万円、傷害を受けた人に10万円を支給するなどの内容で、4月から施行する。
27日は美幌町役場庁舎で締結式が行われ、高田良一署長、平野浩司美幌町長、佐藤多一津別町長が協定書を交わした。
高田署長は「被害に遭われた時は、一刻も早く、きめ細やかに対応することが大切」とあいさつ。平野町長は「警察との協定は心強い。連携して安全、安心なまちづくりに努力する」、佐藤町長は「協定で連携が強固なものになる。セーフティネットとなるよう進めたい」と話した。(浩)