市は現在、農業や観光、カーリングサポートなど5職種6人の協力隊員を採用。今年度は「公共交通連携推進員」として、新たに2人の協力隊員を募集する。
バスの運転手不足が全国的に社会問題化する中、北見市内に本社を構える北海道北見バスは昨年7月、市内と郊外を走る路線バスの大幅な減便を実施。当初は乗務員の確保を図り、できるだけ早い時期に元の便数に戻す意向を示していた。しかし、同社によると「新規採用がある一方、退職者もおり、運転手は依然として足りない状況」という。
公共交通活性化や運転手確保事業も担い
両市町隊員の協働活動も視野に
新たな協力隊員採用は同社との連携事業とし、協力隊員は運転手として勤務するほか、公共交通の活性化や運転手確保に関わる事業の企画やPRなどを担う。市はバス運転に必要な大型二種免許の取得費用も補助する方針で、今月中に募集要項を固め、5月上旬までに募集を開始する予定。市のHPや地域おこし協力隊の専用サイトなどを通じて対象者を募る。
美幌町も2人を採用する予定で、すでに募集を開始している。(柏)