加速する高齢化により、退会する会員が年々増えるなか、北見市シルバー人材センターは会員拡充策に懸命だ。仕事の受注は安定傾向にある一方で、会員不足による需要と供給のバランスが崩れる現象も危惧されるという。2024年度の新規入会予定者に対する説明会を開いたほか、未入会者を対象とした説明会を毎月2回開催。道内でも充実した事業に取り組む北見の人材センター事業の周知に努め、理解を広めている。
新規入会予定者の説明会には45人が参加。
事務局が高齢者の働く目的について「まだ元気なので」「収入を得たい」「生活に張りを」といった意識のもとサービス、事務、管理、技能など幅広い分野で自分に合った働き方をしていると紹介。
そのほか、全道平均と比較した北見の人材センター会員の就業状況について、2021年度の就業日数は全道が8・1日/月なのに対し北見は10・7日/月と多く、平均月収は全道平均が約3万7600円/月で北見は約6万1000円と大きく上回っていることなどが説明された。
入会説明会は毎月第2・第4木曜日午前10時からサンライフ北見で開催。問い合わせは北見市シルバー人材センター(0157-23-6000、サンライフ北見内)へ。(寒)