北見市シルバー人材センターは5、6日、2025年度新規入会予定者に対する説明会をサンライフ北見で開いた。北見は、道内のほかのシルバー人材センターに比べ会員の就業率が高く、平均月収も上回っているという。同センターの中寛良事務局長は「北見は高齢者の仕事に対する意識が高く、会員数もコロナ禍で減少した時期からの回復傾向が見られる」と説明した。
働く機会を提供することで、高齢者の生きがいづくりに寄与することなど事業目的を説明。北見は札幌に次ぐ道内2番目の事業日数があり、公共関係の仕事や一般家庭からの仕事のリピーターが多く「会員の誠実な働きぶりが浸透してきているのでは」と、他と比べ高い8割超の会員が何らかの仕事に就業している実績を紹介した。
その上で「コロナ禍でここ数年、会員数が減少している」と課題を挙げ、特に登録比率の低い女性会員の拡大に向け、女性に特化した就業開拓に力を入れた結果「会員数は昨年度、少し増えた」と報告。昨年から導入した、夫婦で1人分の年会費で入会できる制度の利用も呼び掛けた。
説明会には合わせて35人が参加。60歳代の女性は「いろいろな職種があるようなので自分に合う仕事を探したい」と感想を述べた。入会説明会は今後、毎月第2・第4木曜日午前10時からサンライフ北見で開催。問い合わせは同センター(0157-23-6000)へ。