北見市は、犬と猫の不妊・去勢手術に対する補助事業を新たに開始した。犬猫の飼い主に適正な飼育を促し、飼い主のいない猫の無秩序な繁殖を防ぐことなどが目的。
市は今年度、犬猫の不妊・去勢手術費用の一部を補助するための経費として約260件分、240万円を計上。1件あたりの補助額は不妊手術が8千円〜1万円、去勢手術が6千円〜8千円(表参照)。
適正な飼育促し、地域の無秩序な繁殖防止へ
対象は市内に住む犬猫の飼い主で、経済的な理由で手術を行うことが困難な人、やむを得ない理由で犬猫の飼育が困難となり、新しい飼い主を探すために不妊・去勢手術が必要な人。または飼い主のいない猫を地域猫活動として管理していこうとする市内の個人または団体。
市環境課によると、地域おこし協力隊(犬猫愛護推進員)の活動などで、市内では2022年度に252件、23年度に244件、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術が行われている。
補助を受ける場合、手術前に申請する必要がある。問い合わせは同課(0157-25-1131)へ。(柏)