90代の男性が運転する軽乗用車が、信号待ちの車4台に相次いで衝突する交通事故が4月下旬、美幌町内の国道で発生した。美幌警察署が慎重な運転を呼びかけている。
男性は北見市在住。警察署によると、事故は美幌峠からの帰宅途中だった。普段は市内で運転することが多く、通常より長距離の運転だったという。
警察署は「高齢者は疲れやすく、長距離運転では注意力が散漫になり、漫然と運転してしまうことがある。休憩を適切に取り、体調がすぐれないときは運転を控えること。助手席などの同乗者が道路の状況などを伝えることも運転者のサポートにつながる」と指摘する。
また「家族に運転を控えるよう言われたり、運転に自信がなくなったと感じた場合は、気軽に最寄りの警察署に相談してほしい」と呼びかけている。(浩)