新・休日夜間急病センター…

2024-05-21 掲載

(北見市/社会)

今秋供用に向け
北見市で建設進む

 北見市の新たな休日夜間急病センターは今秋の供用開始に向け、中央大通沿道地区再開発エリアの北3東1で工事が進められている。新たなセンターは診察室を現在の1室から3室に増やし、夜間は内科系、休日昼間は内科系と外科系の一次救急に対応。また、新たに軽症の救急搬送患者の一部を受け入れる方向で準備を進めている。

中央大通再開発エリア
市内一次救急を一本化へ

完成イメージ == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
完成イメージ

 新たなセンターは混合造(木造と鉄筋コンクリート)の地上1階・地下1階建で、延床面積は1106平方㍍。診察室は3室を設け、休日昼間は2室で内科系、外科系の同時診療を可能とするほか、感染症の流行期や年末年始などの繁忙期は医師3人体制も視野に入れる。

 現在の施設(北6西1)は夜間に内科系、休日の昼間に外科系診療を実施。市が北見医師会に委託する当番医制度(休日昼間の内科系)との両輪で休日と夜間の一次救急体制を維持している。

 新センターの供用開始後は、現在の当番医制を廃止し、当番医師がセンターに出向する〝センター方式〟に一本化する。市は開業医、勤務医、市の内外を問わず当番医師を確保する考え。市地域医療課はセンター化のメリットについて「医療従事者の負担軽減に加え、同じ施設で診療を行うため、当番医を調べることなく受診できるようになる」とする。センターには医師のほか看護師、放射線技師、薬剤師、医療事務のスタッフが配置される。

 このほか、救急救命士と医師の判断に基づき、救急車で搬送される軽症患者の一部を受け入れる方針。同課によると、全国的に救急搬送患者の半数近くが軽症で、搬送先の2次、3次救急医療機関の業務がひっ迫。受け入れ先を増やすことで、2次、3次救急医療機関の負担軽減につながるという。(柏)

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  • 休日夜間急病センター

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