現在、北見駅前の中央大通沿道地区で進められている再開発事業では、分譲マンションや仮称・経済センタービル、高齢者福祉施設、自走式立体駐車場が整備される。その中で新センターが最初の供用開始となった。
建物は混合造(木造と鉄筋コンクリート)2階建で延床面積は1275平方㍍。診察室は従来の1室から3室に増やし、休日昼間は2室で内科系、外科系の同時診療を可能とするほか、感染症の流行期や年末年始などの繁忙期は医師3人体制も視野に入れる。運営は従来通り指定管理者の北見振興公社が行う。駐車場は北4条通側に20台分を確保した。
供用開始に伴い休日の当番医制を廃止し、センターでの受け入れに1本化。夜間は内科と小児科、休日は内科、小児科、外科の診療に対応する。また2次、3次医療機関の負担軽減に向け、新たに軽症の救急搬送患者の一部を受け入れる。
常勤医のほか市内の開業医や勤務医、市外の協力医などが診療にあたる。このほか看護師、放射線技師、院内処方のための薬剤師、医療事務のスタッフが配置される。(柏)