北見
イトーヨーカドー北見店閉店
39年の歴史に幕 最終日には多くの市民が集まり
イトーヨーカドー北見店が今年8月、39年間の歴史に幕を閉じた。
同店は1985(昭和60)年にオープン。生鮮食品や惣菜をはじめ日用品や衣料品など、多彩な商品が揃う地域の総合スーパーとして地域経済の一翼を担ってきた。
しかし首都圏重視を掲げるイトーヨーカ堂(東京)の地方店舗見直しにより、道内の店舗も再編。帯広店に続き、北見店も閉店の運びとなった。
最終日には多くの買い物客が足を運び、営業終了後の閉店セレモニーにも大勢の市民が参加して別れを惜しんだ。
北見
休日夜間急病センター供用開始
当番医制は廃止、軽症の救急搬送も一部受け入れ
北見市の新たな休日夜間急病センター(北3東1)が10月1日、供用開始された。
新センターの延床面積は、旧施設の約2倍で、診察室は従来の1室から3室に拡充。一般の患者と感染症患者の動線を分けるなど感染防止にも配慮したつくりとなった。
新センターの供用開始に伴い、休日(日曜・祝日)昼間の当番医制を廃止、センターでの診療に一本化し、夜間は内科と小児科、休日昼間は内科、小児科、外科の診療に対応。2次、3次医療機関の負担軽減に向け、新たに軽症の救急搬送患者の一部受け入れを開始した。
北見
秋の新たなイベント「北見秋祭〜オホーツクマルシェ2024」
既存の3イベントを集約…多くの市民で賑わう
北見の秋の新たなイベント「北見秋祭〜オホーツクマルシェ2024」(北見市観光協会、北見市主催)が10月11日〜13日、北見芸文ホール駐車場など北見駅周辺で開かれた。
きたみ菊まつり、北見オクトーバーフェスト、オホーツク北見ハロウィーンフェスティバルを集約して初開催。同駐車場にはキッチンカーや飲食を提供するテントがずらりと並び全国の地ビールやカクテルなども振る舞われた。中央プロムナードを中心に菊花が飾り付けられ、駅南多目的広場ではハロウィーンカボチャが展示され、多くの市民で賑わった。
北見
敬老事業大幅見直しへ
敬老会の来場記念品など廃止
北見市は財政健全化計画アクションプランの一環として、敬老事業の大幅な見直しを提起した。
計画によるとこれまで敬老会の来場者に配布してきた記念品と喜寿(数え77歳)や白寿(同99歳)などへの長寿祝い金を廃止。また、100歳以上に贈呈する長寿祝品の対象者を100歳の1回に限定する。
少子高齢化などを背景に、敬老事業の経費削減を図る。
北見
相内小、相内中学校の義務教育学校への移行白紙に
生徒数減で3学級維持できず
北見市は11月25日、9年制の義務教育学校への移行を目指していた相内小学校と相内中学校について、校種変更を白紙とすることを市議会総務教育常任委員会に報告した。
市は地域住民やPTAとの協議を経て相内小学校と相内中学校を統合し、義務教育学校とすることに合意。2023年4月の定例市教委で校種変更を決定し、2027年度の義務教育学校開校を目指していた。
しかし、中学校の生徒数が29年度以降、当初見込みよりも大幅に減少し、学級数も当初見込みの3学級を維持できないことが判明。学級数の減少により、専科指導の教員が不足するなどの事態となるため、校種変更を白紙とした。
北見
財政健全化へアクションプラン提示
7分野172項目の見直しなど計画 市民生活への多大な影響懸念
北見市は、深刻な収支不足解消に向けた財政健全化計画の基本方針を策定。11月に大幅な歳出抑制策を盛り込んだアクションプランを示した。
アクションプランでは、具体策として「事務事業の見直し」「公共施設の見直し」「負担金・補助金の見直し」「人件費の見直し」「使用料・手数料等の見直し」など7分野で計172項目を設定。見直し事業は施設の統廃合や事務事業の廃止・縮小、人員削減、補助金見直しなど多岐にわたり、市民生活への多大な影響が懸念されている。