北見警察署は北見市交通安全協会などと合同で23日朝、自転車用ヘルメットの着用を呼びかける啓発活動をJR北見駅前の駐輪場で実施した。
昨年4月にヘルメット着用が努力義務化され1年が経過したことから、改めて周知する目的で実施。高校生らが登校する時間帯に、北見署交通課をはじめJAF北見支部、北見市交通安全市民運動推進委員会なども加わり10人が手分けして啓発グッズとチラシを配った。
その場でアンケートを行い、中にはヘルメットを持っているという女子生徒もいたが、非着用について「髪の毛が乱れる」「みんな被ってない」などの回答が多く、高校生年代における〝努力意識〟の課題が見えてきた。それでも署員から「自転車の死亡事故の5割は、頭部打撲によるもの」という話を聞くと、自分ごとの危機意識として受け止める高校生もいた様子。
アンケートをまとめ、今後も継続してヘルメット着用の周知に取り組んでいく考え。(寒)