美幌中学校のスマホ安全研修会が20日、中学校で開かれ、有限会社イワイ書店(湧別町)の岩井孝浩さんがスマホやインターネットに潜む危険性などについて語った。
美幌町生徒指導会議の研修会を兼ねて開かれ、町内の教員、保護者ら約40人が参加した。
岩井さんは、ウインドウズのオペレーションシステム(基本ソフト)の開発に携わった経験などを元に、SNSをはじめとしたインターネットが子どもたちに及ぼす危険や影響について講話。「投稿した内容がまずいと思って消したとしても、サーバーには情報が残る」とし、慎重な利用を呼びかけた。
投稿した写真の位置情報から自宅を特定され、ストーカーなどの被害に遭う危険性なども示した。
スマホを片時も手放せなくなるネット依存症に陥ると「衝動のコントロールができなくなり、思ったことを(そのまま)行動に移してしまう大人になる」という傾向を指摘。スマホの長時間利用で急性内斜視が増えていることも紹介した。(浩)