北見地方でもち米の田植え作業が終盤を迎えている。各地の水田には青々とした早苗が等間隔に並び、この時期らしいさわやかな景色が広がっている。
JAきたみらい地域では、もち米品種「きたゆきもち」を約630㌶で作付け。田植え作業は5月15日ごろから始まり、6月上旬まで続く見込み。
同JAのもち米振興会会長の福田堅一さん(53)方では5月23日に田植えを始め、その後の天気により本格的な作業開始は25日からとなった。4月下旬の播種から30~35日の生育期間を経て、苗は高さ15㌢ほどに成長。管理する市広郷の約7・5㌶の田んぼでは田植え機が緑の列を次々に生み出し、水田に活気を呼び込んだ。
苗の活着までは「風のない温かな日が続いてほしい」と福田さん。「豊作で歩留まりも良かった昨年を上回る収穫につながれば」と出来秋に期待を寄せた。(理)