定例北見市議会一般質問

2024-06-24 掲載

(北見市/政治)

月80時間超残業の教職員 中学校で毎年70人超え

風力発電でのバードストライク 希少動物の事故を懸念

 定例北見市議会は21日、前日に続き一般質問を行い、三浦亨議員(市民・連合クラブ)、松谷隆一議員(市民クラブ)、合田悦子議員(公明党)の3人が登壇した。

 三浦議員は学校における働き方改革について質問。宮川真一学校教育部長によると、2023年度の市内小中学校教職員の月平均残業時間は28時間。月に80時間を超える残業をした教職員数は21年度が小学校43人、中学校87人。22年度は小学校38人、中学校74人、23年度は小学校17人、中学校72人、義務教育学校1人。宮川部長は「残業理由は保護者との面接や授業準備、部活動など多岐にわたり、中学校教職員の残業が多い傾向にある」とし、ICTの活用による業務効率化などを通じて残業時間を縮減する考えを示した。

 このほか常呂自治区と網走市にまたがる風力発電所周辺で絶滅危惧種のオジロワシ2羽が風車に衝突するバードストライクで死んだことに関し、市の見解を質問。武田嘉憲環境衛生担当部長は「絶滅危惧種に指定されている希少動物の事故については、野生動植物の多様性の観点から懸念される事案。事業者においては引き続き環境影響評価法に基づき適切な対応が取られるものと考えている」と述べた。(柏)

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