定例北見市議会会期中の21日、議会改革特別委員会が開かれ、各会派が議員定数のあり方について基本的な考えを示した。
市議会議員の任期は来年4月8日。次期市議選を視野に、現在26の議員定数について9会派が現状維持か削減すべきかについての考えを示した。
9会派のうち26人の現状維持を求めたのは日本共産党と次代の2会派。市民クラブと北見を元気にする会は2人減の24人を提案した。
これに対し、志は半減の13人、かけはしは11~18人を提案した。公明党は「削減は避けられない」としながらも「まずは常任委員会のあり方などを検討すべき」とした。
市民・連合クラブは「会派で議論を深める」、市政みらいは「具体的な人数は今後議論」と態度を留保し、会派間で見解が分かれた。
現状維持派の主な意見は市政のチェック機能を果たすため、委員会の議論を活発にするためなど。大幅削減派の主な意見は、財政健全化の折、現在の定数を維持すべきでない、道内他都市と比較して北見市議会は定数が多い―など。
4月に予定される次回会合では各会派の提案の根拠などについて議論する予定。