バスなどの地域公共交通について審議する北見市地域公共交通会議が12日、市役所本庁舎で開かれた。国庫補助を受けて運行する重要バス路線について2023年度の乗車実績などが報告された。
市内では、広域的なバス路線の「地域間幹線系統」の温根湯線と留辺蘂線、それを補完する「地域内フィーダー系統」の夕陽ヶ丘線、若松地域コミュニティバス(通称・わっかバス)、留辺蘂市街地コミュニティバス(通称・白花豆号)を運行。
23年度の乗車人数は、地域間幹線系統の温根湯線が9万2387人で前年比7%増加、留辺蘂線が5万3940人で同10・7%減少した。
地域内フィーダー系統の夕陽ヶ丘線は16万5976人で同0・8%増加、わっかバスは8595人で同0・7%増加した。23年度に本格運行を開始した白花豆号は23年度1045人で、実証運行期間だった前年比56・2%増加した。総じてコロナの5類移行などが緩やかな回復を後押ししたと見られる。(柏)