北見市常盤町4丁目のみどり町内会(29世帯)は23日、洪水災害を想定しての避難訓練を行った。
2011年に実施して以来13年ぶりの訓練で、20人ほどの住民が参加。大雨により常呂川が氾濫し、常盤町を含む一帯に避難勧告が発令される状況を想定した。
住民は、集合場所のくりの木公園を出発し、200㍍ほど離れた常盤地区住民センターまで徒歩で避難。車椅子での参加者もおり、全体の所要時間を測定した。
市防災危機管理課啓発係長は「避難する時は、通電火災を防ぐため必ずブレーカーを落とすこと。そして日ごろから3日分の食料備蓄を。開設される避難所は災害の種類や状況によって異なる場合があるので注意を」などとアドバイス。このほか避難所で使用する段ボールベッドや非常食のアルファ米、AED(自動体外式除細動器)の使い方を紹介。会長は「災害への備えとして、実際に行動して確認しておくことが大切」と話していた。(柏)