市街地ヒグマ想定

2024-07-09 掲載

(津別町/社会)

津別で訓練、連携を確認

美幌警察署などが合同で

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 市街地でのヒグマ出没を想定した関係機関の合同対応訓練が2日、津別町内で行われた。住民への周知をはじめ、追い払いや駆除に至る一連の流れを確認した。

 市街地のヒグマ出没が道内で増えていることから、住民の安全確保のため、関係機関の連携を深めようと、美幌警察署が初めて実施。美幌警察署、道警北見方面本部、津別町産業振興課、北海道猟友会津別支部、津別消防署、オホーツク総合振興局から約40人が参加した。

 警察署員扮するヒグマが中央公民館周辺に出没し、市街地を徘徊(はいかい)する設定。警察署と消防署が屋外に出ないよう住民に広報車などで呼びかけ、町がドローンで偵察。爆竹を鳴らして追い払いを試みた。

 ヒグマが立ち去らないため、さらに対応を協議。市街地のため、ヒグマを狙った銃弾が外れても地面で止まるよう、温水プールの屋上から角度をつけて撃ち下ろすことを警察署が提案。猟友会津別支部のハンターが屋上に上がり、おもちゃの猟銃を発砲した。

追い払い失敗、ハンターが狙う

 警察署の高田良一署長は講評で「住民の皆さんの安全確保のため、どう追い払い、駆除するか、手順や法的根拠を確認することができました。今後も連携を強めたい」と話した。(浩)

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