
北見くるみ幼稚園は13日、災害時避難経路確認訓練を行った。0歳から2歳までの園児は近くの公園まで、3歳から5歳児は、北見市の避難場所に指定されている北見柏陽高校まで歩いた。園児127人、職員30人のほか、PTA役員や北見警察署の警官も同行した。
この取り組みは、避難経路の確認を目的に、毎年同幼稚園が防災訓練の一環として行っている。
出発前には、避難の際の注意事項を確認。柏尾可奈子園長先生はあいさつで「お(押さない)」「は(走らない、ちょっと早歩き)」「し(しゃべらない)」「も(戻らない)」を守るように呼びかけた。
この日は天候に恵まれ、気温も上昇。園児たちは「エイエイオー」とこぶしを空へ突き上げ、元気に出発した。水筒を肩から下げ、手をつなぎ、2列になって元気に歩行。途中、横断歩道では「走るよ」と先生が掛け声をかけると、園児たちは走り出し、素早く渡った。
同校まで約1キロの道のりを24分で歩き、全員無事に到着した。
終了後、同幼稚園にもどった園児たちは、非常食の「カレー」と「バームクーヘン」を食べた。これらの非常食は毎年計画的に購入しており、防災訓練の日に食べる機会を設けている。園児からは、「いつものカレーと似てるね」や「ちょっと冷たいけど、おいしいね」などの声があがった。 (知)
