北見商業高校弓道部の目黒拍雅(ひょうが)さん(2年)が、6月に帯広市で開かれた北海道高校弓道競技選手権大会(高体連)の男子個人で4位に入った。同じく6月に北見市留辺蘂町で開かれた北海道体育大会弓道競技少年男子では優勝。「結果はうれしいが、満足することなくこれからも上達を目指したい」と謙虚に話している。
高体連は45人が出場。目黒さんは1立目で皆中(4射4中)を果たすなど8射5中で予選を通過し、10人による準決勝に進んだ。準決勝は4射2中で決勝進出はならず、8人による順位決定戦に回った。
順位決定戦は8人が同じ的に矢を放ち、中心への近さで順位を決める「遠近」で争われ、目黒さんは2番目の近さだった。
「大会ではいつも手が震えるぐらい緊張しますが、高体連は予選で皆中もできて、結果は満足」とさらに上位を狙う。
高校生36人が出場した北海道体育大会は、近的・遠的合わせて8射7中で予選を通過。決勝は「外したら負け」の射詰(いづめ)を制して優勝した。目黒さんは「しっかり集中して、的に当てられました」と笑顔を振り返る。
高校から弓道を始めた。「個人で練習して実力を高められるのが性格的に合っていると思います」と語る。9月の新人戦に向けて練習を重ねる。「矢を放つときの『離れ』の動きを磨いています。来年は全国に出場できるよう、まずは新人戦を頑張りたい」と話している。(浩)