男子4×100㍍リレーは66校が出場。栄は予選を39秒83、準決勝を40秒11で通過し、8校の決勝に進んだ。
決勝は高校別歴代3位となる39秒73の好記録で勝利。栄に加え、つくば秀英(茨城)、市立船橋(千葉)も39秒台を記録するハイレベルなレースを制した。北海道の高校が同種目を制するのは初めての快挙だった。
栄のメンバー4人の100㍍ベストタイムは、第1走者から順に10秒66、10秒61(城石さん)、10秒70、10秒48。力のあるメンバーがそろった。「自分はほかの選手の位置にかかわらず、落ち着いて自分のペースで走るよう心掛けました。メンバー全員が力を発揮でき、チームとしてこれまでで一番良いバトンの受け渡しができたと思います」と振り返る。
中学から陸上を始め、より高いレベルで自分を磨きたいと栄へ。リレーは1年生の時に補欠になり、2年生の昨年は太もも裏のけがにも苦しんだが、メンバーとしてチームを支えてきた。
北見への帰省中も、国民スポーツ大会の北海道予選会に向けて練習を重ねる。「インターハイがピークになるよう調整したので、コンディションは厳しい面もありますが、ベストを尽くします。リレーもまだ大会があるので、高校新を目標に頑張ります」と話している。(浩)