訓子府町の地域おこし協力隊として着任した大槻一男ホナウドさん(55)。「北海道、訓子府の景色はとてもきれい」と感動をそのままに、SNSを通じ、まちの魅力と情報を世界に向けて発信する。
ブラジルのサンパウロ市出身。7月に母と妻の家族3人でブラジルから移住した。
祖母の出身は置戸町で、姉は結婚し、神奈川県に住んでいる。ホナウドさん自身も1991年から2006年まで、神奈川や千葉で働いた経験があるなど、日本との縁も深い。また、子どものころは家の中で日本語を使っていたとあり、日本語も流ちょうだ。訓子府には母の親せきが住んでいて、協力隊に応募するきっかけにもなった。移住後のサポートも手厚く、感謝している。
前職は個人事業主として鍋の実演販売を行っていた。新型コロナの影響で対面販売ができず、事業の継続が難しくなった。しかし、この時のネットを活用して商品をPRするノウハウを生かし、「外国人目線で見た訓子府の素晴らしさを海外に発信したい」と意気込み、タウンプロモーションに取り組んでいる。 同町の協力隊着任はホナウドさんで3人目。好物は野菜全般。ブラジルでは空手にも親しんでいた。(理)