同マップは「津波」「洪水・土砂」災害時に役立ち、ネット環境が整っていればスマホ、パソコン、タブレットで簡単に閲覧できる。日本語や英語、ハングル語など多言語にも対応し、市内で生活する外国人にも配慮している。
主な検索エンジンに「北見市WEBハザードマップ」と打ち込めば、簡単にサイトにつながる。ウェブ上のマップでは、「河川の氾濫」「土砂災害」情報のほか、指定避難所や指定緊急避難場所、アンダーパス、災害による通行止め情報などがひと目でわかるようになっている。
マップ画面にある検索ボックスに住所や河川の名称を入力すれば、周辺情報を得られる仕組み。万が一の際、スマホなどでWEBハザードマップを開けば、最寄りの避難所などを手早く把握できることが長所だ。
本格運用は昨年8月に開始。導入した背景には、「スマートフォンが普及している現代において、若い世代から高齢者までが使いやすいハザードマップの構築が必要だった」(市の担当者)ためだ。
市は同マップの存在を多くの市民に知ってもらうため、市内小中学校などからの要望に応じる形で防災講話会を重ねている。先日は市内で生活する外国人に対して、スマホでの閲覧方法などを解説し、理解を促した。
市防災危機管理課は「市民には着実に浸透してきていると感じる。今後も説明会などを通じてWEBハザードマップの存在、使い方を周知していきたい」と話している。(大)