
石垣氏は、6月の議会人事で同委員会の委員長に就任。今月15日の同委員会では行政視察について議論する予定だった。
今月15日の同委員会の開会時間は午前10時。開会時間が迫っても石垣氏が姿を見せないため、同議会事務局が本人の携帯電話に問い合わせたもののつながらなかった。
本来、委員長が不在のときは副委員長が代役を務める。しかし、この日は副委員長も病気で欠席したため、正副委員長が不在という前代未聞の事態に。結果的に、開会したものの議事には入らず、すぐに閉会となった。
関係者によると、委員長の無断欠席によって所管委員会が実質的に流会となったケースは前例がない。
本紙取材に対し、石垣氏は「市内での自分の仕事に集中していたため、委員会が開催されることを忘れてしまった」。議会事務局からの電話に気付かなかった理由については、「携帯電話を仕事現場から離れた自家用車の中に置いていたため」とした。
総務経済委員会は、災害も担当する。不測の事態が起きた場合は特に、今回のような委員長の所在がわからない―という事態は避けなければならない。
石垣氏は、2年前11月の議会運営委員会も無断欠席している。今回の失態については、「後日の議会などを通じて市民に対して謝罪するつもりです」と話していた。 (大)