5日に開通する自然歩道「屈斜路カルデラトレイル(KCT)」の開削に携わった有志による安全祈願祭が3日、美幌峠─津別峠間で開かれた。
トレイルを歩く人たちの安全を祈るとともに、笹刈りなど開削に伴う喜びや苦しみをともにした有志たちの〝区切りの場〟として企画した。
関係者13人が参加。美幌峠から津別峠方向約4㌔の地点にある一本松(通称・ちょんまげ松)の近くで神事を行い、玉串を捧げて安全を祈った。
中心になって今回の祈願祭を企画した津別町内のNPO森のこだまの職員は「良いスポットを探して冬に津別峠から美幌峠まで歩いたり、倒木処理で大変な思いをしたことなどを思い出しました。抽象的な表現になるが、ルートで見られる景色に加え、雲海、星空など地球の強さ、美しさ、それをつくった神のすごみを感じられるトレイルだと思います」と話した。
KCTは藻琴山(銀嶺水)─美幌峠間14・2㌔、美幌峠─津別峠間10・8㌔の計25㌔。12日(土)と13日(日)には記念のイベントが予定されている。(浩)