連載コラム ママさんの心と体を支えます

2024-10-10 掲載

(網走市/社会)

助産師・セラピスト 和田 薫さん

3. 噛まれる恐怖

 「赤ちゃんに歯が生えてきたので、授乳の時に噛まれないか心配で…」

 これはおっぱい相談でよく聞かれる言葉です。安心して下さい。おっぱいを飲むために赤ちゃんは歯で乳首をしごいたりしません。では、なぜ、実際に赤ちゃんにおっぱいを噛まれるママがいるのか?

 赤ちゃんがおっぱいを噛む理由は主に2つ考えられます。

 1つ目はママのおっぱいがどこか詰まっているとき。赤ちゃんは乳首を引っ張ったり、噛んだまま首を横に振ったり、咥えたままのけぞってプッチン…ブルル—。失礼、私も経験者なので、あの痛みを思い出すと身震いが…。

 赤ちゃんは毎日ママのおっぱいを吸っているので、いわばおっぱいのエキスパート、プロフェッショナルです。「ママ、ここプチッとしてる、ボク(あたち)が取ってあげる」と引っ張るのです。

 事実、これで詰まりがとれることもあるので、BSケアではこれを「癒やしの吸てつ」と呼んでいます。痛いけどね。なので、こういうときはケアを受けてみて下さいね。

 2つ目の噛む理由は、遊びです。最初は確かに歯が生えてきてうずうずするので、噛んだのかもしれません。

 その時にママは大きな声を出したり、慌てたりしてしまいます。赤ちゃんはママの反応が面白くて噛むことを繰り返したりします。

 噛まれたときはなるべく落ち着いて、痛いからやめてねと言ってゆっくり外しましょう。でも、痛いからなぁ…。

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