連載コラム ママさんの心と体を支えます

2024-09-26 掲載

(網走市/社会)

助産師・セラピスト 和田 薫さん

2. おっぱいが痛い

 今回のテーマは、おっぱいの痛みについてです。出産直後から始まる授乳。かわいい赤ちゃんを胸に抱き、微笑みながらおっぱいを飲ませる…そんなイメージを持っていたのに、現実はどうでしょう。

 乳房が張って痛い、おっぱいの先が切れて痛い、しこりがある、張っているのに赤ちゃんが飲んでもすっきりしない、噛まれるなど授乳が憂うつになるような悩みがいっぱいです。

 痛みがあるのに我慢しているママもいらっしゃいます。「痛い」というのは体からの助けてというシグナルです。そう思って下さいね。

 なので、痛いときはぜひ、助産師に相談を!ママと一緒に考えて痛くない授乳ができるよう全力サポートしていきます。

 例えば先端が切れる理由の一つは赤ちゃんのくわえ方のせいが考えられます。上手にくわえられないのは授乳姿勢に無理があるのかもしれません。

 訪問型の産後ケアでは、実際にお家での授乳を見てママもあかちゃんもより楽ちんになる方法を探します。そして、パパさん、ママがおっぱいが痛いって言ったときは、どうぞ目一杯やさしくしてあげて。

 おっぱいが痛いのはホントにつらいのです。痛いし情けないしで泣けてきます。おっぱいの痛みはメンタルにくるのです。

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