
美幌町教育委員会の外国語指導助手(ALT)として、ニュージーランドからロリマー・クリスティーナ・マリア・ジャマイマさん(28)と、アメリカからフェイサー・ユージン・キムさん(23)の2人が着任した。「子どもたちに会うのがとても楽しみ」と、夏休み明けの授業を楽しみにしている。
4日付で着任。ジャマイマさんは大学院で物理学と音楽を学び、これまでに学生週刊誌のコラムの企画・執筆、学生ラジオ局のプロデューサーなどを経験した。10代のころ、日本人留学生が何度も自宅にホームステイに来たそうで「自分もいつか日本に行きたいと思っていました」と動機を語る。
ユージンさんは母親が韓国人、父親がアメリカ人。韓国出身で、5歳の時にアメリカに移住。小学校の時に日本語を学んだのがきっかけで日本に興味を抱いた。大学でも日本語、経済学を学び、留学などで来日も数度。「日本に住んで働きたい」という思いを実現させた。
夏休み明けから本格的に活動
美幌の印象は、ジャマイマさんが「山や湖があって、ニュージーランドに似ている」、ユージンさんが「食べものがおいしくて、景色がきれいで暮らしやすそう」。
夏休み明けの8月下旬から本格的に活動する。ジャマイマさんは「教えることに興味があります。文章を書くのも好きなので、子どもたちに見せたい」、ユージンさんは「日本の英語の授業は楽しい。読み書きやテストも大事ですが、ナチュラルに話し、理解し合うことを大切にしたい」と抱負を述べる。
ジャマイマさんの趣味はジョギングや音楽を聞くこと。「日本の音楽はPerfumeやanoちゃんが好き」という。バスケットボールやハイキングが趣味というユージンさんは「美幌でスキーやスノーボードをしたいです」と話している。 (浩)