北見工業大学(榮坂俊雄学長)と北見柏陽高校(後藤禎和校長)が10月30日、高大連携協力に関する協定を結んだ。北見工大で調印式が行われた。
両者は協定で①高校生が大学の教育・研究に触れる機会の充実②大学が求める学生像や教育内容の情報提供③高校と大学の教育に関する相互理解の促進―の主に3点について連携協力する。
調印式では、榮坂学長と後藤校長が協定書を交わして握手。榮坂学長は「協定により相互理解がいっそう促進され、両校の特徴を生かした連携につながることを願っています」、後藤校長は「毎年多くの生徒が工大に入学しています。今後、実践される取り組みが生徒の意欲や主体性、協働性を高める契機になり、新時代に求められる人材の育成につながると考えています」と展望を述べた。
両者はこれまでも、北見工大の教授陣が北見柏陽高で出前授業を行うなど交流があった。協定による具体的な取り組みは今後、協議して決定する。
北見工大が高校と連携協力協定を結ぶのは2013(平成25)年の遠軽、18年の北見北斗の両高校に続き3校目。北見柏陽高にとっては、23年の日本赤十字北海道看護大学に続き2大学目の連携協定になる。(浩)