アメニティ美幌指定居宅介護支援事業所の介護者勉強会が16日、事業所で開かれた。在宅で介護する人、介護を受ける人ら15人が参加。避難所運営ゲーム北海道版(Doはぐ)を通じ、主に受け入れる立場から、避難所の対応を学んだ。
勉強会は2013(平成25)年から介護者らを対象に年1回開かれていたが、コロナ禍で長く中断。5年ぶりの今年は防災をテーマに据えた。
Doはぐは、真冬の地震で停電した状況での避難所を想定。カードで次々に示される避難者や物資などの情報に対応し、解決を図る防災教育カードゲームで、参加者と事業所職員がグループに分かれて取り組んだ。「歩くのが大変な人は出入り口の近くに誘導した方がよい」「ポータブルトイレは高齢者用に」など介護者、要介護者の視点も交えながらゲームに取り組み「受け入れる側の大変さが分かりました」と感想を述べた。所長は「積極的にゲームに取り組み、防災意識を高めていただけました」と話した。
勉強会ではこのほか、美幌町危機対策課の課長が美幌町の防災対策をテーマに講話。家具転倒防止金具や非常食など防災グッズの展示も行われた。(浩)