美幌町出身の絵本作家・山崎由貴さんのデビュー作「おすしアイドル」(白泉社)の原画展が、北見市立中央図書館2階閲覧室で開かれている。手描きならではの温もり溢れる原画22点や絵本のキャラクターを紙粘土で制作した立体作品などが展示され、来館者の目を楽しませている。26日まで。
絵本はおすしのアイドル達が、さすらいのアイドルプロデューサーによって大変身し、夢のステージへと駆け上がる物語。山崎さんはこの作品で「第12回MOE創作絵本グランプリ」の頂点に輝き、絵本作家デビューを果たした。
原画展では繊細な筆致や細かな色使いを間近で見ることができるほか、1点ごとにキャプションが添えられ、絵や物語の世界観へのこだわりを感じることができる。
山崎さんは「原画と印刷された絵本では色が違ったり、採用しなかったアイデアもたくさんあります。絵本ができていく過程を楽しんでほしいです」と来場を呼び掛けている。
14日にはサイン会
14日(土)午後2時ごろからはサイン会を実施する。原画展は今後、美幌町図書館(来年1月15~29日)と訓子府町図書館(同2月10日~22日)でも開かれる。(理)