北見市北見自治会連合会の町内会意見交換会がこのほど、北見市東三輪のサンライフ北見で開かれた。「町内会活動の活性化を図るために」をテーマに、市内2つの町内会長が実践発表を行った。
同意見交換会は、各町内会が抱えている課題への情報提供、相互交流を図るため、2016年から実施している。この日は、市内の町内会長を中心に37人が参加した。
春光町クリーン町内会の会長は「親睦行事『さくらんぼ狩り』について」と題し、コロナ禍を経て、これまでの懇親会(飲み会)をやめ、今年初めて行った果物狩りについて発表した。
町内でのアンケートでは懇親会は不要という声が多かったが、町内に住む人の顔を覚えることは防犯対策にもつながり、交流の場は必要であるとの考えから、今年は果物狩りに変更して実施した。
「会話が弾んでいた」「自然に触れることができた」といったさくらんぼ狩りでの様子を紹介。「いろいろな人と会話、交流ができる」などのメリットと「天候に左右される」といったデメリットをそれぞれ挙げ、「いちご狩り、ぶどう狩りもある。(活動を)お勧めできると考えます」と説明した。
美山町あかしあ団地町内会の会長は「防災に向けた取り組み」をテーマに話した。
自主防災部を設置し、会員カードや災害時要援護カードなどによる自主防災台帳を作成していることなどを報告。あかしあ団地町内会会長は「会員カード等を記載してもらい整備していることは、会員の防災意識が身についていると考え、今後も継続していきたい」と話した。
参加者からは「2人の会長が本当によく頑張っていることが分かり、頭が下がる」など、熱心な取り組みに称賛の声があがった。