美幌・大空・津別
3町にまたがる自然歩道 屈斜路カルデラトレイル開通
8年かけ整備…雄大な景色楽しめる25㌔
美幌、津別、大空の3町にまたがる自然歩道「屈斜路カルデラトレイル(KCT)」が10月に開通した。
美幌地区三町広域観光協議会(会長・宮田博行美幌観光物産協会会長)が中心になり、笹原を刈り払ってルート開削。関係機関との調整など約8年をかけて開通にこぎつけた。
全長は藻琴山(銀嶺荘)—美幌峠間14・2㌔の北ルート、美幌峠—津別峠間10・8㌔の南ルート合わせて25㌔。屈斜路湖などカルデラの雄大な景色を眺めながら歩くことができる。
10月は開通を記念して体験会や、ゲストを迎えてのパネルディスカッションが行われた。2025年は藻琴山の山開きに合わせての開通を予定。宮田会長は「見るだけでなく、歩いて景色を体感する観光として育てたい」と話している。
北見市
市内の小学校プールほとんどが利用不可に 経年劣化や強度低下で
授業は市営プールなどで
北見市内の小学校のほとんどのプールが、施設の経年劣化や強度低下により使用できない状況となった。使用できるのは端野小と留辺蘂小のプールのみ。
2022年度まで市内の小学校22校、義務教育学校1校のうち18校でプール授業が行われていた。23年度には鉄骨、上屋の点検や劣化診断の結果8校のプールが使用中止に。今年度はさらに8校のプールが使用不可となった。
現在、使用可能な自校プールは端野小と留辺蘂小の2校。そのため今夏は両校のほか公営の北見市民温水プール、常呂町健康温水プール、訓子府町温水プールの5カ所でプール授業が行われた。
北見市
使用料・手数料見直しに着手
改定率は50%に引き上げ 高齢者の施設使用料有料化も提案
北見市は施設などの使用料、証明書の発行などに要する手数料の見直しに着手した。改定料金の施行は2025年10月予定。
市はおおむね4年ごとに体育施設や文化施設の使用料と、証明書の発行などに要する手数料を見直している。
使用料、手数料の改定を審議する使用料等検討委員会を設置し、6月から10月まで4回の委員会を開いた。
第4回の委員会では料金値上げの上限改定率を現行の20%から50%に引き上げることが適当としたほか、高齢者の施設使用料の有料化も提案。証明書などのコンビニ交付は窓口交付よりも100円程度減額すべきとした。
北見市
北見バスが16路線で減便
慢性的な運転手不足で
北海道北見バスは、冬期のダイヤ改定に合わせ12月1日から、北見営業所と美幌営業所エリアの市内線と郊外線合わせて16路線で減便を実施した。慢性的な運転手不足が原因。
同社は昨年7月のダイヤ改変時に大規模な減便を実施。昨年12月と今年7月のダイヤ改定時には少しずつ便数を増やしたが、慢性的な乗務員不足は改善せず、「現行のバス路線維持が極めて困難な状況」と再び減便に踏み切った。同社は運転手の確保に力を注ぐが、なり手が見つからない状況が続く。