前年の2023年は、市町合併に伴う06年の組合再編以降では最少の40件を記録したが、昨年は50件と増加に転じた。焼損面積は1004平方㍍で同459平方㍍減少、損害額は2882万8千円で同129万7千円減少した。
火災による負傷者15人は、近年では17年の16人に次いで2番目に多い。主に住宅火災や12月下旬のホテル火災で被災した。死者1人は住宅火災による被災者。
火災種別ごとの内訳は「建物火災」が33件で前年比10件増加し、全体の66%を占めた。次いで野火など「その他火災」が11件、「車両火災」が4件、「林野火災」は7月に置戸町の国有林で発生した火災などの2件。
地域別では北見市の北見自治区が31件で前年比9件増加。次いで訓子府町8件、常呂自治区5件、留辺蘂自治区4件、置戸町3件。月別では7月が11件と突出し、次いで4月が7件、3月が6件。
出火原因は調査中やその他を除くと1位がコンロと電気関係が各7件、次いでたばこが5件など。その他火災ではろうそくや着火ライターによるものもあった。
同本部は「確認をしっかりしていれば防げた火災もあり、確認の徹底など火の取り扱いに注意を」と呼びかけている。 (柏)